東京都社会保険労務士会江戸川支部

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えどがわ未来塾・小学生年金すごろく大会

 令和5年8月6日(日)、タワーホール船堀2階にて、小学生年金すごろく大会が当支部・えどがわ未来塾により開催されました。
 小学生年金すごろく大会は、当支部による地域への社会貢献活動の一環として行われたものです。今は小学生で保険料を負担していなくても、大人になり保険料を負担して制度を支え、さらに老齢等により給付を受けることになります。そうした重要な社会保障である年金制度について、早い段階から理解が深まることが重要であり、年金の専門家である社会保険労務士がそれに貢献すべきとの考えから、このイベントが企画・開催されました。
 えどがわ未来塾は学校教育(出前授業)を活動内容としてきましたが、今回は新たな取り組みです。えどがわ未来塾メンバーから、木下直登会員を統括リーダーとしたプロジェクトチームが組成され、イベント詳細の検討・決定から、広報、開催準備、運営と行われました。
 様々な経緯・準備を経ていよいよ開催当日です。小学校などへのチラシ配布や口コミの結果、当日の参加者は、小学生を中心に生徒12名(保護者同伴)となりました。
 まずは、①「クイズで国民年金のしくみを知ろう!」と題した簡易セミナーが吉元康裕会員をプレゼンターとして行われ、年金制度への理解を深めていただきました。
 その次がいよいよメインの②「年金すごろく大会」です。仕切り役は渡邊卓也会員が務めました。
 参加者が野球選手や芸能人など用意(設定)された職業を選びます。その職業に応じた人生イベントも用意(設定)されています。人生イベントには良いこともあれば悪いこともあります。サイコロを振り、出た目によって人生イベントに違いが生じ、国民年金保険料の納付状況が決まっていくゲームです。
 国民年金保険料は満額納付するのが基本ですが、人生の状況によっては免除申請をせざるを得なかったり、制度を知らないと未納状態となってしまったりすることもあり、その結果として、国民年金額(受給額)には差が生じます。このゲームでそれを知ることとなったでしょう。
 今回は小学生の夏休みの自由研究の題材にしてもらおうとの狙いもあり、③「自由研究を完成させよう!」と題した自由時間(社会保険労務士に相談できる時間)を最後に設けてイベントは終了となりました。
 大人にとっても難しさのある年金制度です。参加者からは「難しかった」との声も一部ありましたが、「よくわかった」、「すごろくが楽しかった」との声が多く、概ね好評を得られた様子でした。
 この好評を受け、当支部・えどがわ未来塾では、この「小学生年金すごろく大会」をより良いものとしてブラッシュアップし、次年度以降も開催に向け検討を進めてまいります。小学生のお子様がいらっしゃる保護者の皆様にはご参加をご検討いただければ幸いです。

広報委員(えどがわ未来塾) 笠井 郁央

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